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フランス領ポリネシア

フランス領ポリネシアの大統領選挙でガストン・フロス氏が勝利しました。ここ25年で四度目だそうです。前大統領シラク氏と近かったフロス氏ですが、この選挙ではライバルである独立派のオスカー・テマル氏との「自然に反した」同盟によって中華系のガストン・トン・サン氏を破ったとのこと。この穏健で新仏的な中華系のトン・サン氏というのは私は初耳でした。どうもハイチでも民族構成や権力構造に異変が生じているようですね。BBCの書き方だとこの結果はパリにショックを与えたとのこと。Polynesia poll win shocks France[BBC]

本国ル・モンド様の記事によれば、この結果にひどく立腹した与党UMPは同党の上院議員でもあるフロス氏の党との関係を一方的に破棄したとのこと。えー。理由はテマルとの同盟は有権者の期待を裏切るものであるということなんですが、ポリネシアの政界の混迷に終止符を告げる切り札として例のトン・サン氏の当選を期待していたようですね。私はこの地域のことはよく知らないのですが、だいたい構図は見えます。急進的な独立派と穏健な自治派が連合して本国政府がお墨付きを与えていた新顔の親仏派を破ったわけですね。l'UMP rompt "tout lien" avec le parti de Gaston Flosse[Le Monde]

記事のコメント欄ではフロスの腐敗ぶりを攻撃したり、民主主義の後退を嘆いたりといった声が溢れているわけですが、本音がどこにあるのかは伺い知れようというものです。世紀の人道侵害たるムルロア環礁の被爆の問題などにまた火がついたりするのでしょうか。

フランス領ポリネシアに関して日本語情報が少ないのですが、有名な極東ブログさんが以前テマルについて記事を書かれていたのでリンクしておきます。

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