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がんばれイタリア

さて北朝鮮お家芸のミサイル発射ですが、韓国新政権への挑発のようです。アメリカの対北朝鮮政策も微妙な時期にきているようなのでこれはそれなりに重要な局面になるのかもしれません。

北の韓国圧迫は対米交渉への備えか(上)同(下)[朝鮮日報]
朝鮮日報のこの記事ではこれまでの事例から北が対米交渉を有利に進めるべく米韓への圧力を低レベルから中レベルへ上げて緊張を高めようとしているとの分析。南北関係はしばらく膠着するだろうとの予測をしています。また軍事専門家の中にはいつもの日本海ではなく中国を刺激するかもしれない黄海への発射である点を重視する人もいるようです。

またこれと連動するように例の開城工業団地から韓国側当局者11人を撤収させた模様です。
韓国に対し物理的行動を取り始めた北朝鮮(上)同(下)[朝鮮日報]
朝鮮日報の社説ですが、この行動は統一部長官の「核問題の解決なしに工業団地の拡大は難しい」との発言への対抗措置と見られているようです。韓国新政権が原則論的な対応をとり始めていることへの意趣返しなんでしょう。社説は核放棄を求めて進め、ひるむな、韓国国民よ、ここは堪えどころだと叱咤する内容です。

最後に北朝鮮情勢についてあまり信頼に値しないニュースを報じてきたBBCですが、新政権の対北朝鮮外交についてハト派の北朝鮮ウォッチャーのフォスター・カーター氏の記事。太陽政策を支持してきた人ですから軽く動揺入っています。Sunset for Korean Sunshine Policy?[BBC]

どうやら多少の時間的余裕はありそうですから、韓国新政権と協力するのはもちろんのこと、国内でやるべきことはいい加減やらないといけないでしょう。誰がやるかって?むー、となるのが哀しいところです。

PS. シリア空爆の対象が「北朝鮮支援の核施設」であったとイスラエルのオルメルト首相が福田首相に語ったというニュースが出ましたね。いよいよという感じでありますが、今のところ朝日しか報じていないのはなぜ?


我らがイタリアではベルルスコーニがまた返りざきそうな模様です。Economistの解説記事がありました。経済ボロボロ、政治は停滞、改革も進まずと絶不調なイタリアですが、今回の選挙では新たな変化が見られるとのこと。由緒あるプリンセスでローマ教皇とも知り合いの熱心なカトリックで有名なアレッサンドラ・ボルゲーゼさんの「わたしはこの国の再生に貢献したいの」というセリフからはじまるこの記事ですが、「カースト」などと呼ばれる年寄りの白人男性ばかりのクローニー的な政治家階級への不満が高まり、各政党が若手の候補を大量に立てているそうです。ベルトローニ党首率いる中道左派の民主党の候補者の30%は40才以下、42%が女性、一方自由の人民を率いるベルルスコーニ党首も元ショーガール達、モロッコ移民のリーダー格の女性などを引き入れ、閣僚の4分の1は女性にすると約束するといった具合に若返りと女性候補を全面に出して選挙戦を戦っている模様です。世論調査では中道左派のプロディー政権の不人気から中道右派がリードしているそうです。ベルトローニ氏はイタリアのオバマだと言ってキャンペーンをしているものの演説の才能はないそうで、浮動票と右派のUDCの分裂に賭けるしかない状況で苦戦を強いられています。まあどちらになったとしても景況の悪化と財政赤字に苦しめられるだろうねと締めくくっています。イタリア政界のニュースを見るたびにどこかの国の姿とダブってしまうのはわたしだけでしょうか。

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