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道州制に関するメモ(1)

区割りの議論の例としてWikipediaからフォトをコピペしておきます。これは内閣総理大臣の諮問機関である地方制度調査会が2006年に発表した「道州制のあり方に関する答申」の案です。上からそれぞれ9道州制、11道州制、13道州制のプランです。他に経団連が10程度、大前研一氏が12道州制のプランを出しているようですね。各州のGDPのデータがWikipediaには記載されています。

これを眺めているとそれだけでいろいろ考えさせられて楽しいのですが、そこが区割りの議論の危うさかもしれません。実際、道州制の議論で一番大切なのは中央と地方の権限の画定にあるわけですから。単に行政区画の組み替えで中央集権が維持されるようならば地方の政治的、経済的成熟は期待できそうにない。区割りについても現在の行政単位の単なる足し算ではなく、住民のニーズに答えるためにも都市間ネットワークの構造をベースに考えていく必要があるのでしょう。そのためにも中央からの議論ばかりでなく地方からの議論が活発化するのが望ましい。

ナショナルミニマムの維持は言うまでもないですが、わたし自身は中央政府は主として外交、安全保障を扱い、それ以外の分野は地方政府が自主的に行うという「ラディカルな」枠組みが好ましいと思っています。となると区割りは4つとか5つとか大きなものになるのでしょうか。いずれにせよそうとう戦略的にやらないと中途半端な結果に終わりそうな予感がします。手順論が重要になるでしょうね。300pxregion_system9
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地方」カテゴリの記事

コメント

道州性については憲法との整合性ということが問題にされることがよくありましたが、大方の憲法学者は合憲ということで、その点では問題ない。また、官僚などから抵抗が強いのもわかる。大前氏などの一挙にやらなくちゃだめだ、といっていたのを読んだことがあります。
もっとも、経済的なメリットについてやはり宣伝が少ない。ググると
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/55/index3.html
やはり、大前氏などの議論がありましたが・・・

投稿: 空 | 2008年3月26日 (水) 06時57分

この議論、それほど盛り上がってないですね。今後の日本という国の形を決める上でいちばん重要な議論だと思っているのですが。行政コストの削減とか地域経済の活性化といった数字的なメリットの他に民主主義の成熟にとっても分権化は必須だと思っています。地方政治は民主主義の基本。大前さんひとりでがんばってますが、エコノミストがどんどん論戦に加わってほしいです。

投稿: mozu | 2008年3月26日 (水) 08時54分

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