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外交と映画リスト

特にテーマもなく今日読んだ記事をクリップしておきます。

"Teaching foreign policy with film"[FP]

映画で外交を学ぶというフォーリン・ポリシーの記事。リストは以下です。imdbリンクです。

1. Fog of War, An Errol Morris Film

2.   The Quiet American (Michael Caine version, not the original)  //  Graham Greene, The Quiet American and William Lederer and Eugene Burdick, The Ugly American

3.   Path to War //  Robert McNamara, In Retrospect: The Tragedy and Lessons of Vietnam

4. The Kite Runner //  Khaled Hosseini, The Kite Runner

5. Charlie Wilson's War //  Steve Coll, Ghost Wars: The Secret History of the CIA, Afghanistan, and Bin Laden, from the Soviet Invasion to September 10, 2001

6.  Black Hawk Down //  Mark Bowden, Black Hawk Down: A Story of Modern War (esp. Epilogue and Afterward)

7.  Hotel Rwanda (also Sometimes in April) /  Samantha Power, ‘A Problem from Hell': America and the Age of Genocide.

8.   Dr. Stangelove //  John Hersey, Hiroshima.

9.   Thirteen Days // Michael Dobbs, One Minute to Midnight: Kennedy, Krushchev and Castro On the Brink of Nuclear War

10.  Last Best Chance and Dirty War //  Graham Allison, Nuclear Terrorism: The Ultimate Preventable Catastrophe

11.  Paradise Now (also a Sri Lankan film The Terrorist) // Christoph Reuter, My Life is a Weapon: A Modern History of Suicide Bombing (also Robert Pape, Dying to Win: The Strategic Logic of Suicide Terrorism)

12.   Battle of Algiers // Alistair Horne, A Savage War of Peace: Algeria 1954-1962

13.   No End in Sight ( besides Fog of War, the only other documentary film shown)/  Thomas E. Ricks, Fiasco: The American Military Adventure in Iraq (to be replaced by Ricks' latest, The Gamble: Gen. David Petraeus and the American Military Adventure in Iraq, 2006-2008)

ということです。半分ぐらいしか見ていないですねえ。その中ではドクター・ストレンジラブがやはり一番面白いですね。このリスト、参考にしましょうかね。

"Leader of Japan’s Opposition Resigns"[NYT]

小沢氏辞任に関するファクラー氏の記事。小沢氏のキャリアや政治スタイルについて手際よくまとめています。小沢氏についてはあまり好意的なコメントを書いてなかったような気もしますが、個人的にはそれほど嫌いではありません。理想主義的なマキャベリストというのは政治家としては評価するタイプですし、こういうアジア的な空気を漂わす政治家には懐かしさとたのもしさを感じたりもします。ただ個人的には最近は時代に追い越された感がありました。90年代に小沢氏主導の内閣ができていたらなと思うことがあります。とはいえ記事にあるように民主党の足腰を強化したことは評価されるべきでしょうし、最近では国民に思考を促すという意味で-文字通りには賛成しませんが-第7艦隊発言はヒットだったと思います。

政界への道が「閨閥」から「世襲」へと移った背景にある問題[ダイヤモンド]

閨閥と世襲の関係を扱った記事ですが、うーむ、となりました。前時代的ではあるものの例えば欧州の階級社会などに比べて閨閥システムはエリート選抜制度としてそれなりの合理性と開放性を持っていた。世襲化は新しい現象であり、逆説的だが、価値観の多様化や女性の人権、地位向上、小選挙区制度の導入といった民主主義の進展が背景にある。記事はこれは過渡的現象であろうが、もし階級社会の固定化を促すようならば、なんらかの世襲制限は必要かもしれないとしています。これは政治学の世界でよく言われる話なのでしょうか。他の時代や他の国のことを考えたりと、ちょっと思考を促す記事ですね。

欧州経済:新たな序列[Economist]

エコノミストもなんだか元気のない論調になっていますが、これもそんな感じですね。大陸欧州モデルと英米モデルとどちらがいいのかみたいな話はかなり話を単純化しているように思えるのですが(イデオロギーは別にして英と米でも実はわりと違いますよね)、不況の間は欧州モデルの利点がでるかもとしています。景気回復は英米のほうが早いもんね、とつけ加えていますが。不況に強いというのはそうなのかもしれませんが、不良債権の問題が気になって仕方ありません。ちなみにエコノミストはフランスの左派メディアからはウルトラ・リベラルと呼ばれて憎まれてきましたのでこの記事にはつかの間の勝利感を覚えたのではないでしょうかね。ふふ。

"Continuing controversy of 'comfort women'" [Japan Times]

ソー氏の慰安婦本のジェフ・キングストン氏による書評。一見、日本の右派が喜びそうな議論のように見えますが、それは韓国社会における女性の問題を専門とするソー氏の意図するところではないでしょう。未読ですけれども。なお評者は和解が遠のくと嘆いていますが、個々の問題はともかく、国と国の間の話ならば、過去を引き摺りつつ時に喧嘩しながらでも前に進んでいけばそれでいいのではないでしょうかね。歴史は飛躍をなさず、だらだら続くよ、どこまでも。

ではでは。

追記

細かい部分で修正しました(2009.5.13)。言わずもがなですが、いわゆる歴史問題などどうでもいいという意味ではないです。

[本日の一曲]

http://www.youtube.com/watch?v=GwO2MQAspAs&feature=related

坂本スミ子『夜が明けて』(1971年昭和46年)

ラテンの女王様のスキャンダル後の復帰作ですが、この曲調いいです。

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